Suicaチャージで最大限ANAマイルを獲得する方法
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交通系ICカードの代表的存在で、コンビニ等で利用する電子マネーとしても利便性の高いSuica。利用している方も多いかと思いますが、Suicaチャージでもポイントを獲得してANAマイルに交換することが可能です。月々のチャージ額によって獲得マイルを最大化させる手段が変わってきますので注意しましょう。
- SuicaチャージでANAマイルを獲得するには
- ビューカードでチャージ【~3.51%】
- ANA VISA Suicaカードでチャージ【0.5~1%】
- Google Pay経由でANAカード(VISA)でチャージ【0.5~1%(1.5%)】
- ビューカードとANAカードの合わせ技【~3.51%】
- 【おまけ】ラッキータッチでJREポイントを追加でゲット
- まとめ
SuicaチャージでANAマイルを獲得するには
利便性が非常に高く利用者も多いSuicaですが、方法によってはSuicaチャージで得られるポイントをANAマイルに交換することができます。
その中でもできるだけ高い還元率でANAマイルを獲得できるおすすめのチャージ方法は下記の通りです。
- ビューカードでチャージしてJREポイントをANAマイルに交換
- ANA VISA SuicaカードでチャージしてワールドプレゼントポイントをANAマイルに交換
- Google Pay経由でANAカード(VISA)でチャージしてワールドプレゼントポイントをANAマイルに交換
ビューカードでチャージ【~3.51%】
ANAマイルへの交換を考慮しない場合でも、Suicaチャージでのポイント還元率が1.5%と非常に高いビューカード(iiマークのついていないビューカード)。実は月々のチャージ額によっては最終的なANAマイルへの還元率も最大3.51%と非常に高くになるのです。
ビューカードはビックカメラ Suicaがおすすめ
ビューカードはいくつか種類がありますが、おすすめなのはビックカメラとの提携カードである「ビックカメラ Suicaカード」です。
ビックカメラ Suicaは年1回の利用で年会費が無料になる唯一のビューカードです。また、Suicaチャージで貯まるJREポイントをANAマイルに交換する上でも必須となるカードです。
※JREポイントからANAマイルへの交換には、他にも「ビックカメラ JQ SUGOCAカード」と「ソラチカカード」が必要になります。
必ずWeb明細ポイントサービスに登録
SuicaチャージでANAマイルを高還元率で獲得するためには、Web明細の利用が非常に重要となります。
ビューカードでは、紙の明細を止めてWeb明細のみの利用とするだけで、なんとJREポイントが毎月50ポイントも付与されるのです。ただし、この50ポイントの加算は月内にカードの利用があった場合のみに付与されます。
月々のチャージ額が少ないほど還元率が高い
ビューカードでのSuicaチャージによって付与されるJREポイントは1,000円につき15ポイント(1.5%)です。これに上記のWeb明細サービスポイント50ポイントを加算することで、高還元率が実現されます。
例えば、月々1,000円のみのチャージで他にビューカードの利用がなければ、チャージによる15ポイントとWeb明細の50ポイントで合計65ポイントの付与となります。
この場合、1,000円のチャージに対してなんと6.5%のJREポイント付与となります。
JREポイントからANAマイルの交換レートは54%なので、1,000円のチャージに対して3.51%のANAマイルに相当します。
月々のチャージ額が少ないほど、Web明細ポイントの50ポイントが大きく効いてくるという仕組みです。月々のチャージ額によって、どれほど還元率が変化するかをまとめました。
※Suicaチャージ以外にビューカードを利用しない場合の計算です。
月々のチャージ額 | JREポイント ※Web明細ポイント込 |
ANAマイル換算 |
---|---|---|
1,000円 | 65ポイント (6.5%) |
35.1マイル (3.51%) |
3,000円 | 95ポイント (3.17%) |
51.3マイル (1.71%) |
5,000円 | 125ポイント (2.5%) |
67.5マイル (1.35%) |
10,000円 | 200ポイント (2%) |
108マイル (1.08%) |
14,000円 | 260ポイント (1.86%) |
140.4マイル (1.00%) |
15,000円 | 275ポイント (1.83%) |
148.5マイル (0.99%) |
この表を見てわかるように、月々14,000円までのチャージでANAマイルへの還元率1%以上を実現することができます。
ANAマイルへの交換は長い道のり
上記の方法は、非常に高い還元率を実現できるのですが、JREポイントからANAマイルへの54%レートでの交換は6段階の交換作業が必要になり、期間も長くかかります。また、クレジットカードも3種類必要で、かつある程度まとまったJREポイント数が必要となります。
普段、JREポイントを貯める機会が少ない方は注意が必要です。
ANA VISA Suicaカードでチャージ【0.5~1%】
現在、Suicaチャージでポイントが付与されるクレジットカードはかなり限られてきています。
ANAマイルへの交換レートの高いANAカードの中でSuicaチャージでポイントが付与されるカードは「ANA VISA Suicaカード」です。
ANA VISA SuicaカードからSuicaへのチャージで、三井住友カードのワールドプレゼントポイントが付与されます。この時、1,000円のチャージで1ポイントの加算となります。
ワールドプレゼントポイントは、年度ごと6,000円(税抜)の交換手数料を支払うことで、1ポイント1マイルに交換することができるので、1,000円のチャージで最大10マイル相当、つまり1%の還元率でANAマイルを獲得することができるのです。
なお、1ポイント5マイルでの交換は手数料不要で行うことができます。この場合の還元率は0.5%となります。
Google Pay経由でANAカード(VISA)でチャージ【0.5~1%(1.5%)】
ANA VISA Suicaカード以外のANAカードでも、実はSuicaチャージでポイントが付与される条件が存在します。
それは、Google Pay経由でVISAのANAカードを使ってSuicaチャージをする、という方法です。
三井住友カードのホームページによると、Suicaチャージは通常、ポイント付与の対象外ですが、Google Pay経由のモバイルSuicaチャージはポイント付与の対象となる、と記載があるのです。
この方法を利用することで、1,000円当たり1ポイントのワールドプレゼントポイントが付与され、10マイルコースで交換すれば1%の還元率を実現できます。
普段、ANA VISA ゴールドカードを使っている方であれば、交換手数料もかからず、Suicaチャージで1%のANAマイルを獲得できるので非常におすすめの方法です。
Google Payを使用できる機種をお持ちの方は、通常のモバイルSuicaアプリからではなく、Google Pay経由でチャージするようにしましょう。
※ANA VISAプラチナプレミアムカードであれば、15マイルコースで交換して1.5%の還元率となりますが、年会費が80,000円+税と非常に高額です。
Apple Payは対象外
AndroidのGoogle Payと似たようなサービスとして、iPhoneのApple Payがありますが、三井住友カードのホームページによると、Apple Payに登録したSuicaへのチャージはポイント付与の対象外となっています。
iPhoneユーザーの方は、ANA Suicaカードかビューカードでのチャージを検討しましょう。
ビューカードとANAカードの合わせ技【~3.51%】
ここまで、ビューカードでのチャージとANAカード(ANA SuicaまたはGoogle Pay)でのチャージについて説明してきましたが、還元率だけを考えると、実はこの2つを組み合わせることで最高の還元率を実現することができるのです。
結論から言うと、「毎月1,000円だけビューカードでチャージ、それ以外はANAカード(ANA SuicaまたはGoogle Pay)でチャージ」が最高の還元率となります。
月々のチャージ額ごとに、各方法で獲得できるANAマイルをシミュレーションしてみました。
※ビューカードのWeb明細ポイント込のJREポイントを54%レートでANAマイルに交換、ワールドプレゼントポイントを10マイルコースで交換した場合
月々のチャージ額 | ビューカードのみ ※Web明細ポイント込 |
ANAカードのみ ※ANA SuicaまたはGoogle Pay(VISA) |
合わせ技 ※ビュー1,000円+ANAカード |
---|---|---|---|
1,000円 | 35.1マイル (3.51%) |
10マイル (1%) |
35.1マイル (3.51%) |
3,000円 | 51.3マイル (1.71%) |
30マイル (1%) |
55.1マイル (1.84%) |
5,000円 | 67.5マイル (1.35%) |
50マイル (1%) |
75.1マイル (1.50%) |
10,000円 | 108マイル (1.08%) |
100マイル (1%) |
125.1マイル (1.25%) |
15,000円 | 148.5マイル (0.99%) |
150マイル (1%) |
175.1マイル (1.17%) |
Google Payだとカードの切り替えが楽
上記の方法をとるためには、チャージをする際にカードの切り替えが必要になります。モバイルSuicaでは、設定画面でカード情報の入力をする必要がありますが、Google Payの場合は、あらかじめ登録しておいたカードの中から選択してチャージが可能です。
還元率を取るか、手軽さを取るか
還元率だけを考えるとビューカードを併用することがおすすめですが、JREポイントからANAマイルへの交換は非常に手間がかかります。
ワールドプレゼントポイントからは直接ANAマイルに交換できるので、手軽さを取るならANAカード(ANA SuicaまたはGoogle Pay)でのチャージをおすすめします。
【おまけ】ラッキータッチでJREポイントを追加でゲット
AndroidのおサイフケータイでモバイルSuicaを使っている方限定で、Suicaチャージ時にJREポイントを追加で獲得する方法があります。
「ラッキータッチ」というアプリは、おサイフケータイに登録した各種電子マネーを使用した際にゲームに挑戦できるようになるアプリです。
モバイルSuicaに関しては、チャージ時または買い物での使用(50円以上)時にゲームの参加権を得られます。(1日1回まで・電車利用は対象外)
ゲームで当選すると1ポイント~最高1,000ポイントを獲得することができます。(はずれもあり)
また、アプリ内にはアンケート機能もあり、アンケートに答えることでもポイントを獲得できます。小さなポイントではありますが、無料でコツコツと貯められるので、ダウンロードしておいて損はないでしょう。
モバイルSuica以外にも、Edyやnanaco、WAON、dポイントも登録可能です。
まとめ
SuicaチャージでANAマイルを貯めるためには、まずはチャージによってJREポイントかワールドプレゼントポイントを獲得する必要があります。
月々のチャージ金額によっては、JREポイントからANAマイルに交換したほうが高い還元率となりますが、JREポイントからANAマイルへの交換は非常に手間がかかるため、普段JREポイントを貯めているかどうか、生活スタイルによってアプローチを選択していくと良いでしょう。
【執筆・監修】この記事を書いた人
陸マイラー・ANAマイラー
ほし
新卒時代にボーナスを使ってSFC修行を行い、現在はSFC歴6年目。クレジットカードやポイントサイトを使ってANAマイルが効率よく貯まるように日々最新情報を調べています。
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