ANAマイルを貯める人気のクレジットカード【陸マイラーにおすすめ】

ANAマイルを貯める人気のクレジットカード【陸マイラーにおすすめ】

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ANAマイルを貯めるためにどのクレジットカードをメインカードとして選ぶかはとても重要なポイントです。当然、ANAマイルを貯めることが目的であれば、ANAカードを選ぶべきなのですが、ANAカードにも多くの種類があり、今回は陸マイラーに人気のクレジットカードをご紹介します。

ANAカードには提携カードも含めると20種類以上のANAカードがあります。カードによってマイルの貯まりやすさが異なり、これからANAマイラーになる方にとっては、迷うと思います。

ANAカードは一部のカードを除き年会費がかかるカードがほとんどで、年会費が高いカードほどマイルが貯まりやすくなっています。

例えば「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」は年会費が80,000円(税別)と高額ですが、入会した時とカードを継続する度に10,000マイルが付与され、ANA便に搭乗した時のボーナスマイルや日々のお買い物でも貯まるマイルが多く設定されています。

しかし、高額な年会費や厳しい入会審査を考えると、これから陸マイラーになる方にはハードルが高く、あまりおすすめできません。

実は、初心者のマイラーの方だけでなく、多くの陸マイラーに愛用されているANAカードは「ANA ワイドゴールドカード」で、陸マイラーに最もおすすめするクレジットカードです。

ANA ワイドゴールドカードは、年会費とマイルの貯まりやすさのバランスが取れたANAカードで、陸マイラーにとって三種の神器の一つと呼べるカードです。

※ANAカードを発行すると、自動的にANAマイレージクラブに入会され、ANAお客様番号が付与されます。(既にANAマイレージクラブに入っている方は、マイルを統合することができます。)

ANA ワイドゴールドカード

ANA ワイドゴールドカードには、VISA、マスターカード、JCBの3ブランドがあります。おすすめは「ANA VISAワイドゴールドカード」です。

VISAとマスターカードは三井住友カードが発行し、JCBはそのままJCBが発行していますが、三井住友カードの方が年会費(割引適用後)やポイント獲得の上でメリットが多いため、JCBはおすすめできません。

また、VISAとマスターカードですが、両方とも国際ブランドのクレジットカードですが、VISAの方が世界シェアが高く、より多くの国やお店で使用できるため、VISAがおすすめです。

年会費

年会費は14,000円(税別)です。ゴールドではないANAカードの年会費が2,000円~と安いため、高額に感じるかもしれませんが、この後の特徴をお読みいただければ、相応のメリットを感じていただけると思います。

また、下記の2つの方法で年会費を30%以上安くし、9,500円(税別)にすることが可能です。

WEB明細書サービスで1,000円割引

通常は郵送で名刺が送られてきますが、WEB明細書サービスを利用することで、翌年度以降の年会費が1,000円(税別)割引になります。

WEB明細書サービスを利用した方がPCやスマホでいつでも利用明細を確認することができ便利な上、割引も受けられるので、絶対に利用しましょう。

※初年度の年会費は割引対象外です。2年目以降割り引かれます。

マイ・ペイすリボに申込み&利用で3,500円割引

自動的にリボ払いとなるマイ・ペイすリボに申込み&利用することで、初年度から年会費が3,500円(税別)割引になります。

リボ払いはしたくない方でもこの割引を利用するためには、マイ・ペイすリボのお支払い金額をカードのご利用枠と同じ金額を設定すれば、リボ払いの金利が発生することはありません。(私も利用枠とマイ・ペイすリボの支払い金額を同じに設定してあります。)

マイル

ANA ワイドゴールドカードは、飛行機の利用やカードの継続等でマイルがもらえる他、通常のクレジットカードのようにポイントも付与されます。まずもらえるマイルについてご紹介します。

入会・継続マイル

>入会時と継続時(カード更新時)に2000マイルがもらえます。65000マイルでハワイ往復ビジネスクラスの特典航空券へ引き換えられるため、入会・継続するだけで2000マイルももらえるのは大きいです。

搭乗ボーナスマイル

通常ANAの国内線・国際線に搭乗した場合、フライトマイルがもらえるのですが、ANA ワイドゴールドカードを持っていると、さらに搭乗ごとにボーナスマイルをもらうことができます。

年会費2000円のANA一般カードの場合、ボーナスマイルの掛け率が「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%」なのですが、ANA ワイドゴールドカードだと「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%」となります。

※フライトマイルやボーナスマイルは少し複雑な計算式になっているため、ANAフライトマイルシミュレーションを利用するとすぐに計算できます。

ANA航空券購入

ANA航空券をANA ワイドゴールドカードで購入すると、航空券代100円につき1マイルがもらえます。ANA便を中心に搭乗するようにすれば自然と貯まっていきます。

ANAカードマイルプラス加盟店で支払い

ANAカードマイルプラス加盟店でANAカードで支払うと、200円や100円につき1マイル貯まります。セブンイレブンやイトーヨーカドー、マツモトキヨシなどが加盟店となっています。

ワールドプレゼント(ポイント)

ワールドプレゼントとは、主にクレジットカードの利用でもらえるポイントで、交換することでマイルに変えることができます。ギフトカードや商品などANAマイル以外に交換することもできますが、陸マイラーであれば、ANAマイルに交換するのが一般的です。

ワールドプレゼントには、通常のポイント、ボーナスポイント、プレミアムポイントの3種類があります。いずれものポイントもANAマイルへ交換できますが、交換レートが異なります。

普段のお買い物で通常ポイント

街中でのお買い物でクレジットカードを利用すると、1,000円つき1ポイントの通常のポイントが貯まります。1ポイントは10マイルに交換できるため、実質100円で1マイルの還元率となります。

なお、ANA一般カードでも、1ポイントを10マイルに交換することができますが、有料となり移行手数料として、6,000円(税別)が年度ごとに必要となります。(ANA ワイドゴールドカードは無料です。)

ポイントの還元率を上げる方法

マイ・ペイすリボを利用し、リボ払い手数料が発生すると、通常のポイントと同額のボーナスポイントがもらうことができます。また、利用金額に合わせてリボ払い金額を調整することでリボ払いの手数料が最小に抑えることができます。

※リボ払いの手数料を最小に抑える設定は、計算と支払いスケジュールの管理等が必要となり、入門マイラーの方は、ボーナスポイントをもらうためだけにマイ・ペイすリボを利用することはおすすめできません。

累計の利用額に応じてボーナスポイント

前年度お支払いの累計金額(2月~翌年1月分)によって、翌年度のステージが設定されて、そのステージとお支払いの累計金額に応じて、ボーナスポイントがもらえます。

毎年50万円以上をこのクレジットカードで決済すれば100ポイントがもらえ、ステージと年間の利用額によってもらえるポイントが多くなります。

ポイントアップモールでプレミアムポイント

ポイントアップモールを経由して、楽天やAmazon、ユニクロなど提携通販サイトにアクセスしANAワイドゴールドカードで決済すると、通常のポイントにプラスして1倍~最大19倍のプレミアムポイントをもらうことができます。

通販をよく利用している方は、ポイントアップモールを経由することを忘れなければ、お得にポイントを獲得することができます。
(私もAmazonや楽天を使う際は必ず利用しています)

ポイントサイトの還元率と比較

モッピーやハピタスなどのポイントサイトを経由することでポイントがもらえる通販サイトも多くあり、ポイントアップモール経由とポイントサイト経由どちらが一番多くポイントがもらえる(≒マイルが貯まるか)を比べた上で利用することをおすすめします。

ココイコ!でプレミアムポイント

ココイコ!に掲載されているお店に行く前にチェックインをして、そのお店でANAワイドゴールドカードで支払うと通常のポイントにプラスして1倍~4倍のプレミアムポイントがもらえます。

ココイコ!には、高島屋・東急百貨店などのデパートや、東急ハンズ、ビックカメラ、洋服の青山などの大手チェーン店が掲載されているので、普段行くお店が対象の場合は、少し面倒ですが、チェックインしてからお店で購入することでポイントを多くもらうことができます。(1回チェックインすると2週間有効となります。)

iD決済がポイント対象外のお店に注意

iD決済でも通常の1000円に1ポイントは付与されますが、ココイコ!でプラスされるプレミアムポイントは、店舗によってiDでの支払いが対象外でカード払いのみ対象となっているのでご注意ください。(ココイコ!の店舗ページでiDマークがあるお店は大丈夫です。)

ポイントからマイルへの交換

ポイントの有効期限は獲得した月から3年間で有効期限が終了すると自動的に失効となります。そのため、獲得したポイントは計画的にANAマイルへ交換することをおすすめします。

マイルにも有効期限があり、マイルへ交換した月から3年間となります。マイルの有効期限や直近3ヶ月で失効となるマイル数は、ANAマイレージクラブのサイトで確認することができます。(ANAマイレージクラブアプリだと手軽に確認できるのでお手持ちのスマホにインストールをおすすめします。)

通常のポイントの交換

通常のポイントは、ANA ワイドゴールドカードであれば、1ポイントを10マイルに三井住友カード会員サイト「Vpass」で手数料なしで交換することができます。

※ANA一般カードの場合、1ポイントを5マイルに無料で変えられますが、10マイルに交換する場合は、有料(6,000円/年度)となるのでゴールドの方がお得に変えられます。

ボーナスポイント・プレミアムポイントの交換

ボーナスポイントやプレミアムポイントは、Vpassを利用して交換する場合、1ポイントを3マイルに交換することができますが、陸マイラーにはあまりおすすめできません。

実はボーナスポイント・プレミアムポイントからANAマイルにお得に交換するルートを利用することで、1ポイントを4.05マイルに交換することができます。

直接交換するのに比べ手間や時間がかかりますが、ポイントからマイルへの還元率を最大限高めたい方にはおすすめです。

電子マネー

「iD」と「楽天Edy」がついています。楽天Edyへのチャージはポイントの付与の対象外のためあまり使うメリットはないかもしれませんが、iDでの決済はポイントの対象となります。

特に、iPhoneに搭載されているApple Payにも対応していて、コンビニや自動販売機の支払いでもポイントを貯めることができます。

Androidでもおサイフケータイに対応していれば、モバイル用のiDを別途申込み(無料)することでをAndroidでもiDを利用することが可能です。

ANAワイドゴールドカードの会員特典

マイルやポイントがもらえる以外にも、このカードを持っていることで空港や提携施設で受けられる特典があります。

国際線はビジネスクラスカウンターでチェックイン

ANAの国際線を利用するは、ビジネスクラスカウンターでチェックインすることができます。夏休みや年末年始など観光客でカウンターが混雑する時でもスムーズにチェックイン・荷物を預けることができます。

会員本人のみ&コードシェア便は対象外

ビジネスクラスカウンターでチェックインできるのは、会員本人のみで同行者は一緒にチェックインできないのでご注意ください。また、他社が運航するANAのコードシェア便も対象外です。

ANA FESTAで10%OFF

全国各空港にあるお土産や飲み物・空弁などを販売している「ANA FESTA」で1,000円(税込)以上のお買い物する際に、レジでANAカードを提示すると、代金が10%割引になります。

この特典はどのANAカードでもついていますが、空港を利用する際は、お土産を買うことが多いので、10%OFFでお得に買い物ができるので私はいつも使っています。

IHG・ANAホテルで朝食無料&ウェルカムドリンクサービス

対象のホテルをホテルまたはIHG予約センターに直接宿泊の予約をした場合に、朝食無料とウェルカムドリンクのサービスを受けることができます。

対象ホテルは、ANAインターコンチネンタルやANAクラウンプラザホテル、ANAホリデイ・イン等です。

※会員本人だけが対象で、直接ホテルに予約しないため、ホテル予約サイトから予約した方が結果的に安いパターンがありそうです...

カードラウンジの利用

ANA VISAワイドゴールドカードは三井住友カードが発行しているゴールドカードとなるため、国内の空港内にあるカードラウンジを無料で利用することができます。

カードラウンジは、比較的シンプルな造りで、ソフトドリンクが無料、お酒類は有料となります。

テレビなどでよく取り上げられている豪華なラウンジは、航空会社のラウンジで、ANAにも、ANAラウンジが主要空港に用意されています。ただ残念ながら、ANAラウンジには、このカードでは入ることができないのでご注意ください。

※航空会社のラウンジは、主にビジネスクラス以上のクラスに搭乗する場合や、マイレージクラブの上級会員のみを対象としていることが多いです。

旅行保険

ANA VISAワイドゴールドカードは国内・海外の旅行保険が自動付帯されます。自動付帯とは、旅行代金をカードで決済しなくても、カードを持っているだけで補償を受けられるものです。(年会費が安いクレジットカードの多くは自動付帯ではなく、旅行代金をそのカードで支払っていることが補償の条件になっていることが多いです。)

ANA VISAワイドゴールドカードは、三井住友カードのグループ会社でもある三井住友海上が引受保険会社となります。

海外旅行傷害保険

傷害 死亡・後遺障害 最高5,000万円
治療費用 150万円
疾病 治療費用 150万円
賠償責任 3,000万円
携行品損害 50万円
救援者費用 100万円

国内旅行傷害保険

死亡・後遺障害 最高5,000万円
入院保険金 日額5,000円
通院保険金 日額2,000円
手術保険金 最高20万円
乗継遅延費用 2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用 1万円
手荷物遅延費用 1万円
手荷物紛失費用 2万円

まとめ

ANA VISAワイドゴールドカードについて、かなり長々と解説しましたが、私の実体験として、これから陸マイラーになる方にとっては最強のカードの一つともいえるので、ぜひこのカードを持ってマイルをたくさん貯めていっていただけると嬉しいです。

いくら最強のカードを持っていても、マイルをたくさん貯めるためには、クレジットカードの支払いによるポイントだけでは正直限界があるので、ポイントサイトなども活用して効率よくマイルを貯めていくことをおすすめします。

【執筆・監修】この記事を書いた人

ひろ

陸マイラー・ANAマイラー

ひろ

旅行が趣味でANA SFC歴2年目です。国内線はANA、国際線はスターアライアンスを中心に搭乗しています。夢は貯めたマイルでファーストクラスに乗ることです。

※本ページは、独自に調査・監修し掲載している内容のため、実際に各サービスの登録・利用及びポイント取得・交換等を行う場合は、各サービスの最新の利用規約・交換条件等を十分にお確かめの上、自己の責任でご利用ください。